一般企業でもクラウドネイティブに向けた取り組みが始まっているが「クラウドネイティブ」の言葉が先行し、蓋を開けてみれば「クラウドを使っているだけ」「インフラをクラウドに載せ替えただけ」「単なる仮想化環境」「手作業が中心」というケースも聞かれる。本イベントではあらためてクラウドネイティブの本質にフォーカス。「なんちゃってクラウドネイティブ」の誤解をキーパーソンがぶった切り、正しい道を照らし出す“救済”の3日間。クラウドネイティブの本質を押さえて実りの秋を満喫しよう。

開催概要

名称
Cloud Native Week 2022 秋 「なんちゃってクラウドネイティブ」は許さない! 本質を学んで「実りの秋」に近づこう
会期
2022年9月14日(水)~ 9月16日(金)
形式
ライブ配信セミナー
主催
@IT編集部
参加費
無料
申込締切
2022年9月16日(金)15:50
対象者
経営者、経営企画の方、社内情報システムの運用・方針策定をする立場の方、企業情報システム部門の企画担当者、運用管理者、SIerなど

参加申込(無料) ログイン

プログラム

ビジネスの柱であり、収益獲得の手段であるITサービスを効率よく迅速に提供するには、柔軟性を持ちつつ回復力の高いITインフラを構築することが不可欠だ。だが、既存のITインフラは堅牢性を第一に構築されている。クラウドネイティブ時代、既存のITインフラを正しく変革させるためのヒントを解き明かしていく。

オープニング 12:50~13:00

アイティメディア株式会社
編集局 統括編集長
内野 宏信

基調講演1 13:00~13:40
Visional CCoEにおけるアジリティとガバナンスを両立する
クラウド活用への挑戦

Visionalグループは、2009年の創業以来、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」をはじめ、産業のDXを推進するさまざまな事業を展開しています。創業初期からクラウドを利用して、フェーズの異なる複数の事業を運営。そのなか、CCoE組織はアジリティとガバナンスを両立するクラウド活用を目指した取り組みを実践してきました。本講演では、VisionalのCCoE組織の成り立ちから、具体的な取り組み、今後の展望についてお伝えします。

ビジョナル株式会社
ITプラットフォーム本部 グループIT室 / CCoE テックリード
長原 佑紀 氏2006年よりSIerにて通信系のシステム開発、研究開発に従事。2015年より株式会社ビズリーチにてインフラエンジニアとして複数事業のインフラを担当。2018年、同社にてプロダクトの非機能改善の横断組織立ち上げより参画。2021年よりVisionalのCCoE組織にてテックリードを務め、Visionalグループのパブリッククラウドの組織管理やガバナンス、共通プラットフォームの開発運用、クラウド活用推進を担当する。

セッション1-1 13:50~14:20
MySQLでDevOps!

5月に正式リリースされたMySQL Operator for Kubernetesを中心に、高可用性データベースを構築するためのTipsやサービスをご紹介します。MySQL Operatorをより迅速な開発にお役立てください。

日本オラクル株式会社
MySQL Global Business Unit MySQL Principal Solution Engineer
生駒 眞知子 氏

セッション1-2 14:30~15:00
クラウドネイティブの視点で考えるオブザーバビリティ技術の活用法とは

クラウドネイティブな技術を活用し始める企業が増え、システム基盤のクラウドマイグレーションが加速している一方で、その複雑さや煩雑性により変革に適応しきれていないことも多いのが事実です。そこで本セッションでは『オブザーバビリティ(可観測性)』について実例を取り上げながら、クラウドネイティブの視点でシステムの複雑性にどう取り組んでいくべきか、ソリューションをご紹介します。

株式会社マクニカ ネットワークス カンパニー
第4営業統括部 第1営業部 第2課
安藤 諒 氏

セッション1-3 15:10~15:40
DevOpsライフサイクルを高速化させる「インフラ自動化」

DevOpsライフサイクルを高速化するために、アプリ開発者が自身でインフラを調達・運用する仕組みが求められています。本セッションでは、Kubernetesと各種クラウドサービスを組み合わせ、インフラ運用を自動化し、インフラ構成をパッケージ化してセルフサービスを実現するための方法を紹介します。

ソフトバンク株式会社
クラウドエンジニアリング本部PaaSエンジニアリング統括部サービス開発部 DevOps課 担当課長
野口 雅史 氏

参加申込(無料) ログイン

急速にクラウドを活用する動きは広まっているが、クラウドを利用するだけで真のクラウドネイティブは実現できない。クラウドネイティブを志向していくための開発、運用体制の在り方を明確化する。

基調講演2 13:00~13:40
「次の運び方」をつくるヤマト運輸がクラウドネイティブを志向する理由

ヤマト運輸は、「宅急便」をはじめ、さまざまな物流サービスを展開しており、クラウドやAI(人工知能)を活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に推進しています。本講演では、同社が掲げる「YAMATO NEXT100」と、その実現に向けて今何に取り組んでいるのか、コンテナ、Kubernetes、CI/CDなどのクラウドネイティブ技術をどう生かしてビジネスを変革させているのかを、開発・運用体制の在り方も交えながらお話します。

ヤマト運輸株式会社
執行役員 DX推進担当
中林 紀彦 氏日本アイ・ビー・エムでデータサイエンティストとして企業のデータ活用を支援。オプトホールディング データサイエンスラボ副所長、SOMPOホールディングスチーフ・データサイエンティストを経て、2019年にヤマトHD入社。2021年4月から現職。筑波大学客員教授、データサイエンティスト協会理事。

セッション2-1 13:50~14:20
どう作ってもクラウドネイティブになる
アプリケーション構築手法のポイントを考える

クラウドネイティブなアプリやシステムなどを構築してみたはいいけれど、コストも下がらず、急な繁忙期のアクセスも耐えきれず落ちてしまうといったようなお悩みの声は尽きません。本セッションでは、なぜそうした環境で本来のクラウドネイティブのメリットを享受できないのかを考えつつ、どのようなポイントを押さえれば課題をクリアできるのかについて、構築の観点から考察します。

株式会社セールスフォース・ジャパン
マーケティング本部 プロダクトマーケティング・シニアマネージャー
横井 羽衣子 氏

セッション2-2 14:30~15:00
10分の自動化の導入からクラウドネイティブな開発を始める

コードを書く人と取りまとめる人に分かれて開発しているなら、クラウドネイティブな開発の実現のため、最初に必要なのが「自動化」です。取りまとめる人の力量や作業負荷に依存せず、開発したコードが常にビルド、テスト(CI/CD)された状態が基盤となり、サービス化や、顧客ニーズの取り込みや満足度向上が可能になります。

CircleCI合同会社
Developer Relations Principal Developer Advocate
舟木 将彦 氏

セッション2-3 15:10~15:40
DX促進担当者のためのGitHub

ソフトウェア開発プラットフォームのデファクト・スタンダードツールとして多くのエンジニアに利用されているGitHub。毎日の業務でGitHubを使うエンジニア向けの情報は豊富にあるものの、DX促進担当者や情シス担当者向けの情報はあまり知られていません。本セッションでは、DX促進にあたってツールを選定、管理する立場にある皆様が必要とする、以下の内容を中心に紹介します。
● GitHubが企業で採用される理由 - GitHub Enterprise導入メリット
● GitHub Advanced Security - ソフトウェアの脆弱性を開発時に検知&修正
● GitHub Enterprise管理におけるセキュリティ&コンプライアンス
● 企業向けサポート

ギットハブ・ジャパン合同会社
上級セキュリティ製品責任者
塩屋 通宏 氏

セッション2-4 15:50~16:20
クラウドシフトに伴うモニタリングの変化

クラウドシフト(システムのクラウド化)を推進していく中で、一部はマイクロサービス化までされるもの、一部はIaaS利用に留まるものなど、システムによって様々な可能性があります。クラウドシフトにどのようなステージがあり、それぞれでどのようなモニタリングが必要になるか、また、何が不要になるかを解説します。

Splunk Services Japan合同会社
Consulting SE部 ITOA Consulting SE
山村 悟史 氏

セッション2-5 16:30~17:00
モノづくり企業からSaaSソリューション企業へ変革
効率的なサービス運用方法とその効果は?

パイオニア株式会社は、DX実現のために各種モビリティサービスの自社開発を行っています。基盤としてクラウドを活用し、可能な限りクラウドネイティブな思想を取り入れています。過去は、障害対応に掛かる工数が原因で、開発スピードの遅延が課題でした。そこで、監視の考え方を見直し、インフラとアプリレイヤー両方の情報も観測することで障害を迅速に特定可能にし、サービス開発にリソースを集中できるよう改善しました。これらの取り組みから3年、どの程度の効果があったのか、また今後の展望として計画している先進的なサービス改善の取り組みについてご紹介します。

パイオニア株式会社
SaaS Technology Center SaaSテクノロジー統括グループ サービス開発部SREチーム 課長
三橋 宗明 氏

パイオニア株式会社
SaaS Technology Center SaaSテクノロジー統括グループ サービス開発部SREチーム リーダー
山口 裕司 氏

New Relic株式会社
技術統括 コンサルティング部 シニアソリューションコンサルタント
会澤 康二 氏

協賛:New Relic株式会社

セッション2-6 17:10~17:40
Yahoo! Japan様などのクラウドネイティブ導入事例を紹介!
昨今注目されている『Observability』の勘所とは?

クラウドネイティブ技術を導入かつアプリからインフラまで包括的に運用監視を行いユーザー体験に差をつけている先進実例をご紹介します! また昨今注目されている『Observability』の勘所なども併せてご紹介いたします。SREや運用に関わる方々にとって今後の顧客体験(CX)向上やDX時代に舵を切るべきITサービスの開発運用体制の方向性が見えてきますと幸いです。

ヤフー株式会社
テクノロジーグループ システム統括本部 クラウドプラットフォーム本部
戸成 拓也 氏

Dynatrace合同会社
マーケティング Japan Marketing Manager
白石 武 氏

協賛:Dynatrace合同会社

セッション2-7 17:50~18:20
最新顧客事例から学ぶコンテナ・サーバレスのビジネス活用

コンテナやサーバレスのような新しい技術を使って、クラウドネイティブな環境を利用したいとお考えの企業が増えていますが、「どのように開発を行えば良いか」「そもそもクラウドネイティブ化するビジネスメリットは何か」と悩まれる企業様も多いのではないでしょうか? 本講演では、クラウドネイティブ化するためのベストプラクティスの解説に加え、スカイアーチがどのようにご支援できるかを顧客事例ふまえてご紹介いたします。

株式会社スカイアーチネットワークス
ITサービス本部 システムアーキテクト部 デベロップメント課
神津 崇士 氏

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ビジネスの要となるが故に、近年、サイバー攻撃者はクラウドを標的とする傾向を強めている。特に、公開されているアプリケーション資産の漏えい事件や、サービス活用におけるプロセス、クラウド設定の脆弱性を突く攻撃が世間を賑わせている。せっかくアプリケーションを開発、リリースしても、セキュリティにおける誤解があっては、ビジネス上の損失を招く結果になってしまう。本ゾーンでは、クラウドネイティブにおけるセキュリティ対策の勘所を探る。

基調講演3 13:00~13:40
GMOペパボにおける大規模インフラのセキュリティ管理

話し手の所属するGMOペパボでは自社で運用しているOpenStackの社内クラウドサービスに加えて、可用性の向上を目的にAWSなどのクラウドサービスを活用しており、それらの上でECやハンドメイド支援サービスのアプリケーションが稼働しています。複数のクラウド、実行環境を抱える当社において、どのようにセキュリティ上の安全性を担保しているのか、また監査しているのかについて、ソフトウェアはもちろんのこと、組織としての取り組みについても紹介します。

GMOペパボ株式会社
技術部技術基盤チーム シニア・プリンシパル エンジニア
山下 和彦 氏GMOペパボにおいて、全社横断の技術基盤の開発、導入、運用や各事業部の開発支援を主な業務として行っています。昨今ではKubernetesクラスタの運用ツールの開発や、コンテナイメージスキャンの仕組みの開発など、コンテナ周りの技術を中心に取り組んでいます。

セッション3-1 13:50~14:20
「なんちゃってコンテナセキュリティ」にしないために考えるべきこと

コンテナセキュリティは従来のサーバセキュリティとは違った発想でデザインする必要があります。コンテナ特有の要素を考慮せずにセキュリティ構築をすると、本イベントのテーマでもある「なんちゃってコンテナセキュリティ」になりかねません。実際の攻撃例や攻撃デモを用いて、コンテナセキュリティをどのように組み立てるべきなのかお話しします。

トレンドマイクロ株式会社
ビジネスマーケティング本部 ビジネスソリューション部 クラウドビジネス&アライアンスグループ グループ長 マネージャー
福田 俊介 氏

セッション3-2 14:30~15:00
クラウドネイティブアプリ開発における
Web/ネイティブアプリのオブサーバビリティ

サーバレス、コンテナ、マイクロサービス、などの技術要素の採用にはメリットも多いですが、同時に問題発生時の根本的な原因を見つけるのが難しくなります。Elasticによる最新のソリューションをご紹介します。

Elasticsearch株式会社
マーケティング部 テクニカル プロダクトマーケティング マネジャー
鈴木 章太郎 氏

セッション3-3 15:10~15:40
セキュアなAWS設計にマルチアカウントが推奨される理由

近年、セキュリティを考慮したアカウント設計は、マルチアカウント構成がトレンドです。なぜマルチアカウントなのか?シングルアカウントの限界とは何か?Well-Architected Frameworkに則った、理想的なAWSアカウント設計についてご紹介します。

ソニービズネットワークス株式会社
開発本部 クラウドインテグレーション課 AWSソリューションアーキテクト・エンジニア
濱田 一成 氏

セッション3-4 15:50~16:20
複雑化し高頻度化するセキュリティ脅威を可視化して対処する方法

動的なクラウドネイティブ環境の利用が進み、セキュリティ脅威はより複雑化し、高頻度に発生しています。本セッションでは、リアルタイムで脅威を検知し、開発、運用、セキュリティの各チームが、単一の統合プラットフォームを使用して、お使いのシステムの全レイヤーを包括的、継続的、自動的に可視化し、対処する方法を解説します。

Datadog Japan合同会社
セールスエンジニア
角田 高彬 氏

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