【Day1 基調講演1-1】
富士通株式会社
執行役員 EVP CIO、CDXO補佐
福田 譲 氏
【Day1 基調講演1-2】
早稲田大学
ビジネススクール 教授
根来 龍之 氏
【Day2 基調講演2-1】
国立情報学研究所
教授
佐藤 一郎 氏
【Day2 基調講演2-2】
株式会社Armoris マネージャ/CISSP
一般社団法人金融ISAC 事務局
宮内 雄太 氏
【Day3 基調講演3-1】
ソラミツ株式会社
宮沢 和正 氏
【Day3 基調講演3-2】
岐阜大学 客員教授
株式会社デンソー 執行幹部 研究開発センター
クラウドサービス開発部長
成迫 剛志 氏
社会の変化と技術の進展により、組織と人のつながりはかつてないほど緊密に、そして自由になりました。
あらゆるものが国境や組織を超えてつながると同時に「つながらない自由」も選択できる未来を迎えるに当たり、企業は顧客に寄り添うために企業中心情報システム基盤を改め、よりよくあるための最適なIT基盤を作り上げなくてはなりません。
それにはまず組織が人と社会に向けて変わること、そしてデータを生かすと同時に、世界中のどこにあっても確実なコントロールの下に置くことが重要です。その上で、企業にはデータの重力を理解して多用な基盤を横断した情報システム基盤のデザインが求められます。
ITmedia DX Summit Vo.12は、マルチクラウド時代の情報システム基盤戦略をテーマに、分散する情報システム基盤とデータガバナンスのこれからを3日間にわたり考えていきます。
「DX疲れ」も見え始めている今、改めてDXの本質と目的に目を向けて企業文化・風土の変革に挑戦した先駆者の成果と課題を紹介し、 DX推進において最も重要とされる「体験」について議論していきます。
ITやデジタルの目覚ましい発展により、第四次産業革命と呼ばれるほどの大きな変化が全世界・全ての産業に及びつつあり、これらをまとめてDX(デジタルトランスフォーメーション)と呼んでいます。DXとは一体何なのか? どのように理解し、向き合うべきなのか? この変革に、日本企業がどのように取り組むか? について、富士通の全社DXプロジェクトをケーススタディとしてご紹介します。(決して成功事例ではなく、取り組み中の現在進行形のケーススタディです)
富士通株式会社
執行役員 EVP CIO、CDXO補佐
福田 譲 氏1997年 SAPジャパン入社、23年間勤務、2014~20年の約6年間、代表取締役社長。2020年4月 富士通に入社、現職。CDXO(最高デジタル変革責任者)を兼務する社長の補佐、および社内ITの責任者CIOとして、同社自身のDX、日本型DXの探索・実践とフレームワーク化、そしてそれらの変革を推進するITシステム、IT部門、IT人材、そしてITガバナンスへの変革に取り組んでいる。
工場におけるDXでデジタルツインの活用を模索しながら、様々なハードルでやりたいことができずじまいでいる担当者の方は多いのではないでしょうか? その代表格が、製造品質への適用だろうと考えます。本セッションではSASのAIを駆使し、目標とする製造品質を得る為の実践活用術をご紹介します。
SAS Institute Japan株式会社
ソリューション統括本部 Cloud Analytics Platform統括部 IoT Solution Group グループマネージャ
松園 和久 氏
ビジネス変革の手段としてDXを成功させるために、データドリブン企業への変革が求められています。収集可能なデータは飛躍的に拡大する一方、何を目的とし、何を見い出し、どのように新たな価値創出につなげるか、そのために必要なプロセスとは? 変革のためのステップをご紹介します。
株式会社セールスフォース・ジャパン
Certified Principal Technical Architect
針原 英克 氏
マクロ的には、既存企業は強い。ただし、少数の破産企業が常に生まれている。同時に、急成長する少数の新興企業が存在する(例:Google)。2000年以後の破産企業は、デジタル化への対応失敗企業が多い(コダック、ブロックバスター、トイザラス、トーマスクック等)。全企業がデジタル化対応を求められている。ただし、製品代替のスピードと既存オペレーションへの影響は多様なため、既存企業の強さゆえに対応が遅れている企業もある。もっとも好ましい対応は、創造型両利き(例:コマツ)であり、トヨタもこの方向を狙っている。収穫型両利き(例:大手新聞社)は、「ゆでガエル」状態になっていたために対応が遅れた可能性がある。すでに始まっているデジタル化の二周目対応に失敗すると、やがて退却に追い込まれる企業も出るだろう。
早稲田大学
ビジネススクール 教授
根来 龍之 氏鉄鋼メーカー、文教大学などを経て現職。経営情報学会会長、国際CIO学会副会長、米California大学Berkeley校客員研究員、CRM協議会顧問、大学院大学至善館学術顧問などを歴任。主な単著に『集中講義 デジタル戦略』『プラットフォームの教科書』『事業創造のロジック』(日経BP社)など。共著に『ビジネスモデル』(SBクリエイティブ)など。
マルチクラウドの利用には利点が多々ありますが、一方で懸念として挙げられるのがコストの可視化(WHAT)、妥当性の説明(WHY)、そしてコストのコントロール(HOW)です。本セッションではこれらの課題を解決するためのメソドロジー「FinOps」、そしてこのメソドロジーを実践頂くためのツール「Cloudability」についてご紹介いたします。
Apptio株式会社
セールスダイレクター
宮原 一成 氏
DXの重要性から、多くの企業でDXプロジェクトが走り出しました。実際に成果を上げるDXプロジェクトもありますが、プロジェクトの問題点を誰も指摘しないまま数ヶ月以上経過したものも少なくありません。本公演では裸の王様になってしまったDXプロジェクトのアンチパターンとその改善策について紹介したいと思います。
DataRobot, Inc.
データサイエンス ディレクター
小川 幹雄 氏
多くの企業で取り組まれているDX。うまく取り組んでいる企業がいる一方で、苦戦・疲弊している企業も見受けられます。本セッションでは大手企業のDX推進をデータ活用の観点から支援しているテラデータのインダストリーエキスパート2名の対談を通じて、DX推進でよくある課題や解決アプローチ、成功・失敗事例などをご紹介します。
日本テラデータ株式会社
インダストリー・ビジネス事業部 インダストリーエキスパート
花野井 俊介 氏
日本テラデータ株式会社
インダストリー・ビジネス事業部 インダストリーエキスパート
溝口 哲史 氏
マルチクラウド・分散クラウドが前提となる時代にあって、IT基盤におけるデータガバナンスとセキュリティはどう変化するでしょうか。高度なデータ活用と、データの所有者を守り、変化するルールへの追従を両立するデータ管理体制を考えます。
個人情報とプライバシーに関わる情報の適切な取扱いは企業ビジネスの制約やコストではなく、最重要な企業差別化となっていることを鑑み、情報システムの構築・運用における改正個人情報保護法の影響および、保護すべきプライバシーに関する情報について議論する。
国立情報学研究所
教授
佐藤 一郎 氏慶應義塾大学計算機科学専攻博士課程修了、工学(博士)。専門は分散システムのミドルウェア。改正個情法の検討会構成員、経産省・総務省のプライバシーガバナンスに関わる検討会座長、デジタル庁政策評価に関する有識者会議座長他を歴任。
「クラウドに対応できない」「統合されておらず管理がバラバラ」などの「ざんねんな」ID管理により、マルチクラウド、ゼロトラスト、DXなど、複雑化するIT環境の急速な変化に追いつけない企業が多いのが現状です。その解決の鍵となるのがアイデンティティ・ガバナンスです。自信をもって「自慢できる」アイデンティティ管理にする方法をご説明します。
SailPointテクノロジーズジャパン合同会社
シニアセールスエンジニアCISSP・CISA・CISM
佐藤 公理 氏
会社規模の大小を問わず感染被害が拡大するランサムウェア。復旧にはバックアップが有効ですが、バックアップ データに対する攻撃事例も増えています。本セッションではランサムウェア対策を踏まえて、安全にバックアップするためのポイントをご紹介。3-2-1-1ルールを提唱、ランサムウェア対策に効果的な次の一手となる最新ストレージをご紹介。
arcserve Japan合同会社
ソリューション統括部 マネージャー
中田 皓介 氏
このセッションは、リアルタイムアンケート機能を使った視聴者参加型クイズです。セキュリティ事故対応の再現動画を見ながら、組織としてどう考え、行動するか『判断の場面』をクイズで疑似体験します。今回は、データ管理の不備を突かれたシステム部の面々とともに、あなたならどうするか考えていきましょう。講師が詳しく解説しますので、「あの事件ってそうだったんだ」「うちの会社、ここ見直した方がいいかも」といった学びや気づきが得られるかも? セキュリティに自信がない方も大丈夫です。ぜひご参加ください!!
株式会社Armoris マネージャ/CISSP
一般社団法人金融ISAC 事務局
宮内 雄太 氏金融系SEとしてシステム基盤開発やDB技術支援等に従事した後、2014年にサイバーセキュリティの世界に入門。みずほフィナンシャルグループのCSIRTメンバーとして、インシデントレスポンスやグループ内外でのサイバー人材育成等に従事。2020年よりArmorisと金融ISACを兼業。うさぎをこよなく愛する。
ランサムウェア感染に備えた確実な復旧手段が求められるなかで、バックアップは重要性を増しています。しかしながら、肝心のバックアップがランサムウェアに感染するケースが増加しています。バックアップも狙われることを前提にしたゼロトラストなアプローチをご紹介します。
Rubrik Japan株式会社
セールスエンジニア
山田 祐輔 氏
多様なクラウドプラットフォームの運用が求められる今、御社はデータをあるべき姿でコントロールできていますか? マルチクラウド化による社内データ分散が進む一方で、ランサムウェア対策としてもデータ管理は重要度を増すばかりです。仮想~クラウドの歴史と共に歩んできたVeeamが、マルチクラウド時代の最新バックアップ戦略をご紹介します。
Veeam Software
システムエンジニアリング本部 シニア・システムズ・エンジニア
中島 洋平 氏
アプリケーションの品質と開発生産性の向上には本番データの有効活用が不可欠です。このセッションでは、クラウド、オンプレを問わず、さまざまな環境で高度なマスキングを施し、本番データの情報漏洩のリスクを排除しつつ、テスト用・検証用のデータベースを仮想化することによりプロビジョニング時間を10分に短縮する手法についてご説明します。
Delphix Software合同会社
エンジニアリング部 シニア・ディレクター / ソリューションズ・エンジニア
高峰 康 氏
DX化にともない、SaaS利用の拡大・電子コミュニケーションの多様化が進んでいます。その状況において、法規制対応・訴訟対応を手動で行うことは様々なリスクをはらみます。また、SaaSデータの消失事例、ランサムウェア被害の急増により、セキュアなバックアップシステムの構築が急務となっています。これらの課題を解説し、解決するベリタスの4つのSaaSサービスをご紹介します。
ベリタステクノロジーズ合同会社
テクノロジーソリューションズ本部 プリンシパルソリューションSE
木島 亮 氏
これからの「つながる社会」を前提に、組織の内外を問わずに目的に合わせてデータを活用するにはどんなシステムアーキテクチャが必要でしょうか。これからのIT基盤を見立てる力をつけるため、先進企業の実例を題材にこれからのデータ基盤設計を見ていきます。
ブロックチェーンを活用した最先端のデータ連携基盤が、大阪府豊能町スマートシティに誕生しました。豊能町は、世界標準の「分散型ID」やブロックチェーン技術を活用して住民が自分の意思で情報をコントロールしながら、数十のデジタルサービスがつながるWeb3の世界を実現しています。民間企業も参加するデータ連携基盤で、企業のビジネスやわれわれの生活はどう変わるでしょうか。本講演では豊能町が実現したデータ連携基盤詳細とその構成技術を基に、技術が社会や環境問題をどう変革するか、企業のDXにどう影響するのかを解説します。
ソラミツ株式会社
宮沢 和正 氏1980年 東京工業大学大学院卒、ソニー入社。2001年 電子マネーEdyのビットワレット株式会社 常務最高戦略責任者。2008年 金融庁 金融審議会委員、資金決済法の立法。2010年 楽天Edy株式会社 執行役員。2017年よりソラミツ、東京工業大学 経営システム工学特任教授、ISO/TC-307 ブロックチェーン国際標準化日本代表委員等。
・データ基盤の簡単な歴史と現在の活用方法
・データ基盤を変えてきたトレンド
・データ基盤を活用した事業アイデアの考え方
・データ基盤はどのように進化していくのか
・スマートシティ時代のアーキテクチャとは?(CPS、デジタルツインなど)
・拡張知能を支えるデータ技術(メタデータ管理、非構造データの構造化)
・AIエージェントのデータ基盤
株式会社DATAFLUCT
代表取締役
久米村 隼人 氏
企業のDXが進む中、必ずと言っていいほど重要なポイントとなるのが「データ分析」です。データの可視化・分析を行うことで、問題点やビジネスチャンスを顕在化することができます。今回はデータ分析を行うまでのステップや、Google Cloudでデータ分析を始める方法をご紹介いたします。
株式会社G-gen
クラウドソリューション部
荒井 雄基 氏
データをどのように収集しどのように活用するか、データでどのような価値を創出するのか――。無暗に集めたデータに意味はありません。価値を生み出すにはデータ戦略に基づくデータ収集が必要です。本講演では運転挙動データを活用するスマホアプリ「yuriCargo」の事例と車両データの収集ツール「D-tote」の取り組みから、われわれが考える「価値を生み出すデータ基盤のあるべき姿」を紹介します。
岐阜大学 客員教授
株式会社デンソー 執行幹部 研究開発センター クラウドサービス開発部長
成迫 剛志 氏日本IBMでのデーターベーススペシャリストの後、伊藤忠商事に転じ、オープンシステム化、西暦2000年対応やインターネット関連ビジネスの立ち上げなどに携わる。2005年に香港に駐在、伊藤忠商事のIT事業会社の社長に就任し、アジア地域のITビジネスを展開。帰国後はSAPジャパン、北京大学方正集団、ビットアイルエクイクスなど国内外のIT企業の役員を歴任し、2016年8月にデンソー入社。コネクティッドカー時代のIoT推進を担当し、2017年4月にデジタルイノベーション室を新設し、同室長に就任。2018年4月新設のMaaS開発部長を経て、2021年1月から執行幹部・クラウドサービス開発部長。
DXの推進に伴い、企業の価値創造のために戦略的に「データ」を活用することが不可欠です。ところが、最初から企業やユーザーにとって使いやすい形にデータが整えられている事はほとんどありません。データを活用・分析する基盤の新設にあたっては、管理コストを抑えつつ、様々な形でシステムの隅に眠っている価値の高いデータをビジネスサイドの要求に迅速に応えられる形に処理し、整えるデータパイプラインを設計構築することが重要です。 豊富な実績を基に、データ基盤を構築する際に考慮すべきポイントを解説いたします。
レック・テクノロジー・コンサルティング株式会社
DB技術本部 部長
横山 明生 氏
セゾン情報システムズでは、情シス部門が推進役となり会社をあげてのデータ利活用に取り組んでいます。そこには、目標の設定から、データセキュリティと利便性の両立、新たに構築したデータ基盤、その定着・活用に向けた社員教育制度など、いくつもの試行錯誤がありました。本講演では、データ連携ツールのメーカーである当社が考える、実体験に基づくデータ活用のベストプラクティスをご紹介します。
株式会社セゾン情報システムズ
マーケティング部
細見 征司 氏
どこにデータを集め、どうデータを守るか。これを考えた時、オンプレミスとパブリッククラウドの「ハイブリッド構成」を選択する企業は少なくありません。しかし、2つのプラットフォームの運用には、相応の困難が待ち受けています。ハイブリッド構成の導入にあたって考慮すべきポイントは何か、プラットフォーム開発者がご紹介します。
株式会社 日立製作所
ITプロダクツ統括本部 サーバソリューションビジネス推進部 主任技師
籠谷 徳彦 氏
全てのセッションは、会期後よりアーカイブ配信もいたします。気になるセッションの見直しなど、ご都合にあわせて、ぜひ登録・視聴ください。
※一度の登録で、会期中はどのセッションでもご視聴いただけます。またアーカイブ配信だけを視聴する場合でも、登録いただく必要があります。
※アーカイブ配信の準備が整いましたら、登録者の方にメールでお知らせいたします。
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