「品質」の問題が製造業を直撃しています。検査不正や偽装発覚の報告は2021年も相次いでいます。一方で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、人手を十分かけて品質を作り込むということが難しくなってきています。

こうした中で、日本の製造業が今後も「日本品質」を維持していくためには、従来の知見を基に、IoTやAIなど先進デジタル技術を組み合わせた「新たな品質」の在り方を突き詰めていくことが求められています。

本セミナーでは、「品質問題の解決」や「持続的な品質向上」をテーマに、転換期を迎える製造業がどのようなアプローチや手法で「品質」を作り込んでいくべきかについて、最新の情報をお届けいたします。

開催概要

会期
2021年6月3日(木)~ 2021年6月4日(金)
形式
ライブ配信セミナー
主催
MONOist編集部
参加費
無料
対象者
製造業の品質管理・保証部門、製造・生産技術部門、開発職の方 など

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※一度の登録で、会期中はどのセッションでもご視聴いただけます

プログラム

12:55~13:00
開会の挨拶

MONOist編集長 三島 一孝

基調講演 13:00~13:40
3D DATAを活用した設計品質向上とIT活用インライン検査

従来の3D DATAシミュレーションとは異なるシミュレーション活用方法(デジタルツインなど)で設計完成度を高めて最終製品での品質向上につなげる方法と、中国などアジア圏でもっとも発生しがちな不良をITを活用したインライン検査によって改善する方法をお伝えします。

ロジ 代表 小田 淳 氏上智大学卒。ソニーで29年間モニターなどの製品化設計を行う。高い技術と設計スキルを持ちながら製品化でつまずくベンチャー企業と出会う中、信頼性や安全性、コスト管理などの製品化スキルが足りていないことに気付く。「製品化のイロハ支援室」ロジ代表としてその支援を行う。

セッション1-1 13:50~14:20
"つながる"と"データ"で実現! モノからコトづくり事業変革

製造業を取り巻く事業環境は、製品のコモディティ化とデジタル技術の進化によって激化し、従来のモノづくりだけでは顧客の維持と新規獲得が困難になりました。本セッションでは、製造現場・サプライチェーン・製品のデータを"つなぐ"+"活用"し、コトづくりへデジタル変革(DX)した事例や勘所をご説明します。

Cloudera株式会社 ビジネスディベロップメントマネージャー 宇髙 慶太 氏

セッション1-2 14:30~15:00
「設計」×「品管」×「製造」の情報連携が品質向上のカギ

「品質・コスト」の8割は「設計」で決まるといわれておりますが、量産時に不具合を発見しても、部門間で導入されているシステムやツールの違いにより、データ(情報)の連携が不足することで、品質不良やリードタイムの遅延が発生します。本セッションでは、各部門で利用するデータ(情報)をロスなく連携させる「コネクテッド・デジタル・ワークフロー」を実現することで、分断された部門間のデータ(情報)を双方向でつなぎ、品質改善だけでなく、品質保証体制の強化と生産性向上の両方を実現する方法を解説します。

オートデスク株式会社 技術営業本部 シニア テクニカル セールス スペシャリスト 清水 元 氏

セッション1-3 15:10~15:40
機械学習を品質保証に活かす! エンジニアリング会社が提供するソリューション

人材不足や複雑なシステム構築、データ不足が足かせとなり、品質保証に機械学習を導入することはしばしば困難です。プログラミングの知識がなくても扱え、既存のシステムを活かせるAltairの機械学習ツールと、不良品が発生するケースを再現してデータ不足を解消するシミュレーションを組み合わせれば、導入の足かせをクリアしつつ機会学習の予測精度を上げることができます。本講演では、品質保証における機械学習の活用例、シミュレーションを使ったデータ収集方法について解説します。

アルテアエンジニアリング株式会社 執行役員 副社長 阿部 大生 氏

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12:55~13:00
開会の挨拶

MONOist編集長 三島 一孝

特別講演 13:00~13:40
AI・機械学習製品の品質保証に関する課題とパラダイムシフト

AIや機械学習の技術を用いた製品やサービスによる破壊的イノベーションがビジネスを大きく変えようとしている。その一方で、きちんとした品質保証を実現できている組織は極めて少ない。本講演では、AIや機械学習などといったモダンなソフトウェアに対して、伝統的な品質保証のアプローチによる課題を明らかにし、モダンなソフトウェアの品質保証に必要となるパラダイムシフトについて述べる。

電気通信大学 大学院情報理工学研究科 講師 西 康晴 氏電気通信大学にてソフトウェアのテストや品質保証、特に自動車OEMやサプライヤ、車載系ソフトハウスにおける次世代品質保証、開発組織の品質経営、サービス産業における品質などについて研究や教育、コンサルティングを行っている。AIプロダクト品質保証コンソーシアム(QA4AI)運営委員長、NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)理事長、ISO/IEC JTC1/SC7/WG26国内委員会主査などを務める。

セッション2-1 13:50~14:20
Salesforceを活用した製品情報の一元管理によるQCDの改善

新製品の開発や品質保証業務で管理する情報は年々増える一方です。しかしその情報は社内のさまざまなシステムに分散しているため、業務を遂行するために、情報を「つなぐ」というムダな作業を人が行なっているのが実情です。本セッションでは、その「ムダ」をSalesforceで解決し、社内のみならずサプライヤや代理店ともつながり、QCDを改善する方法をご紹介します。

株式会社セールスフォース・ドットコム エンタープライズ製造第二営業本部 第四営業部 アカウントエグゼクティブ 折口 友樹 氏

セッション2-2 14:30~15:00
品質管理は確実なデータ活用から ~ 製造現場を支えるエッジコンピューティング

多くの製造現場ではIoTやAIを活用した品質改善や効率向上への取り組みが進められています。また、品質問題への対応としてトレーサビリティーや4M管理の徹底も求められています。それを支えるのがデータ活用です。本セッションではユーザーの声を元に、現場で直面する課題とその解決方法を解説。IoT化を支える「エッジコンピューティング」とは何か。実際の製造現場での活用事例を交えてご紹介します。

日本ストラタステクノロジー株式会社 事業開発部 部長 香月 千成子 氏

セッション2-3 15:10~15:40
品質の競争力向上から見たDXバリューチェーン構築の実践と事例

品質向上にデジタル戦略はいかに効果を発揮するのか?その回答の一つは「連携」の強化にあります。部門やオペレーション間の連携低下が品質低下を引き起こすことは周知の事実です。さらに各バリューチェーン間の非連携、OTとITの分断も重点な課題です。
このセッションでは連携がもたらす効果、最新事例と品質バリューチェーンの実践をご紹介します。

アヴィバ株式会社 ソリューション営業本部 ストラテジック アカウントマネージャー 面屋 友則 氏

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※アーカイブ配信の準備が整いましたら、登録者の方にメールでお知らせいたします。

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